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英語はスポーツ!反復運動こそが英語上達への道!

こんにちは、シマユキです。

今日は英語上達方法の一般的な考え方を変え、さらに具体的な方法についてもお伝えしたいと思います。

日本人にとって英語は、学校の勉強だと思っている人は多いと思います。

みなさんにとっての勉強はどんなイメージですか?

私は、机とイスを使って、教科書とノートに書いたり、先生の授業を受けたりするイメージです。

しかし、私が大学で英語を学び、元高校の教諭も経験し、そこで学んだことは、英語学習は上のような一般的なイメージでは身につきづらいということです。

英語難民という言葉ができるくらい、日本人は英語が苦手だと思っている人も多いし、そう思う人もたくさんいます。

もちろん世の中には、この方法で身についている方もいますが、私は身につかないタイプの人間でしたので、英語学習でつまずいている、苦手、という人にぜひ、この記事を読んでいただきたいです。

具体的な方法についても書いていますので、最後までお付き合いくださいね!

英語はスポーツ!反復運動が大切

私が人とは違う方法で英語を身につけ、英語教員をしてみて気づいたのは、英語は数学や理科、社会のような頭を使う教科ではなく、実は体育やスポーツのように体を使って身につける教科だということです。

数学、理科、社会は、教えてもらった後に練習問題をこなし、正しい答えを出せるように学習します。

学校生活の中では英語もそのくくりでいいのですが、英語をせっかく勉強するなら話せるようになりたいし、そもそも英語というのは人とコミュニケーションするツールなので人が話していることを聞き取り、理解し、自分の考えを話せるようになりたいですよね。

今まで、英語は勉強するものだ!と思っていた人はここで考えを変えてしまいましょう

英語は頭で理解し勉強するものではなく、感覚として身につけるもの。

これからの新しい英語学習は、たくさん練習して身につけるということが大切になります。

体育やスポーツに例えてみるとこんな感じです。

バレーボールを学ぶ時にレシーブの練習をするとします。

私は中学生の時にバレーボールをしていたのですが、レシーブを初めて練習した時、ただ手を合わせてボールを跳ね返せば良いというわけではなく、手の合わせ方、合わせた手はどの角度で待ち構えるか、膝をどのように曲げるか…などなど、ひとつの動きだけでもたくさん覚えることがあります。

英語も一緒で、一つの発音の方法でも、舌の位置がどこにあるか口の形はどうするか喉からでなく腹から声を出す…などなどたくさん覚えることがあります。

バレーでも英語の発音でも、答えがあるわけではなく、練習することで意識が無意識に落とし込まれ、最終的には感覚で掴んでいきますよね。

最初は誰でも下手くそで、完璧にできる人はほとんどいません。

しかし、たくさん練習していくとどんどん上手くなっていきます。

その中で、自分が得意なことや苦手なことが見つかってきて、自分なりに工夫してさらに上達します。

そしてどちらも突き詰めていけばプロのレベルにまで達することができます。

これから英語を勉強する時には、頭で理解しようとするのではなく、とにかく反復して英語の感覚を掴んでいきましょう。

先ほども少し説明しましたが、もう少し詳しくみてみましょう。

体育やスポーツは、「体の動かし方を実際に見て、自分でも同じ動きをする」ということをします。

英語で考えてみると、子供は大人の言葉を生まれた時から嫌というほど聞いていて、何度も何度も聞いているから、物や動作に名前や言葉があるということが分かります。

そして、自分がやって欲しいことや欲しいものを伝えるために言葉を真似してみます。

体の動かし方を見る=たくさん言葉を聞く

自分も同じ動きをする=自分がやって欲しいことや欲しいものを伝えるために言葉を真似する

バレーでは、何度も同じ動作をして上手になるし、英語では間違えても間違えても何度も伝え、それが研ぎ澄まされていき正しい言葉や文章になります。

反復運動がいかに大切かということがわかっていただけたかと思います。

英語を身につけるための反復練習方法

それでは具体的に練習方法を挙げていきます。

1 発音練習

まずひとつめは発音練習です。

言語はまず聞くことが大切。

子供が聞くように鍛えることはとても良いのですが、大人にはたくさんしなければならないことがあり、時間が取れません。

そこで鍛えるのが発音。

発音を鍛えることでリスニングができるようになります。

その理由については、こちらで詳しく説明しています。

日本語と英語は発声の仕方が違っているため、日本語を話す人が英語を話そうとすると、舌や口の筋肉が足りず発音できないことが多いです。

まずは発音の方法を学び、舌や口の筋力を鍛えて発音ができるよう練習をしましょう。

2 リスニング力を鍛える

発音練習とともに行って欲しいのが、リスニング力向上トレーニング。

発音ができれば聞き取りができるとお伝えしたのですが、子供も同じようにリスニング+発音を同時に行っていることを考えると、必ずセットで行うことが劇的に英語力を上げるコツになります。

私もそうでしたが、できれば自分で行う勉強はなるべく続けやすく、楽しいものが良いです。

なぜなら継続しないと意味がないからです。

皆さんが今日本語を読めて話せるのは、小さい頃に両親や周りの大人、子どもたちの真似をすることをやめなかったからです。

ではどのように勉強するかというと、映画や音楽を利用します。

初心者向けには、ディズニーのような子どもが見れるくらいのレベルのものがいいです。

私はピクサー作品のカーズが大好きで、もう何回見たか分からないくらい見ました。

英語の字幕付きや、リスニング力を試すために字幕なしで観たり。

音楽はできればゆっくりしたものが良く、カーペンターズやビートルズのようなものがおすすめですが、私はバックストリートボーイズが好きだったため、よく聴いていました。

音楽の文法は省略されていたり、流行りの言葉が使われていたりと難しいところがありますので、次におすすめする方法と一緒に使ってみてください。

3 音読する

リスニング力を鍛えることも大切ですが、発音練習とともに行なって欲しいことが音読です。

しかし、ただ音を発音するということをするのではなく、意味を理解しながら行うことが大切です。

先ほど、音楽で勉強するというふうにお伝えしましたが、ただかっこよく歌えれば良いかというとそうではなく、きちんと歌詞の内容を理解した上で正しく発音し、歌ってみるということが大切です。

今はサイト検索や、TikTok、YouTubeなど、好きな歌の歌詞を簡単に検索できて、日本語訳もしてあります。

音楽は特に難しい(音が重なって違う音になったり、音が消えたり)ので、この一曲は完璧にする!という気持ちで一日1フレーズで良いので何十回も練習してみましょう。

何度も言いますが、嫌になるほどやらなければならないのでどれだけ聴いても、歌っても嫌にならない、気分が上がる曲を選びましょう!

ちなみに、何度も行うことで英語力も上がってきますので、1曲目より2曲目、さらにできてくるとより簡単になります。

洋楽マスターになれるように頑張ってみてください。

また、映画を使って練習する場合でも、スクリプト(セリフが書かれているもの)がサイト検索したら出てきますし、NetflixはWeb版で行えば字幕が横に出てきます。

映画を使っている場合は、実際にそのセリフを喋っている人になった気持ちで真似をすると、その時の気持ち、状況などが読み取れてより没頭でき、練習になると思います。

注意すること

英語はスポーツと一緒で、とにかく練習することが必要だということや練習の方法をお伝えしましたが、注意して欲しいことをいくつかお伝えしますね。

最初から上を目指さない!

私がお伝えしたいのは、最初から上を目指さないということです。

上を目指すというのは、例えばネイティブの人や、英検1級やTOEIC満点の人たちのようになろう!ということです。

英語学習は効率良く行なったとしても、習得までに時間がかかります。

上を目指すと何がいけないのかというと、その人と比べてしまって「自分はまだまだだな」とか、「全然成長していない」と落ち込んでしまって勉強を辞めてしまう可能性が高いからです。

皆さんが勝負しなければならないとしたら、それは過去の自分とです。

英語学習しよう!と意気込んでサイトで勉強方法を検索しているだけでも、昨日の自分より少し良い方向へ変わっているんです。

発音一つでもしてみたら、それもまた成長です。

上を見るのではなく、過去の自分を見ましょう。

毎日、どれくらい何の勉強をしたかメモしておくとより励みになるので、やってみてくださいね。

イメージしながら単語や文章を発音する

英語は言語です。

自分の考えや感情を言葉にして人に伝えるためにできたツールです。

なので、発音するときは必ずイメージしてください。

文章の場合は、意味を理解した上で人に話しているかのように話しましょう。

発音を確認する

ただ発音をしているだけでは、自分の発音が正しく行われているかがわかりません。

私が練習している時にはできなかったのですが、今はGoogleの辞書でもchatGPTのようなAIでも発音を確認する方法はたくさんあります。

練習の締めに発音が正しいかどうか確認することはとても大切だと思います。

音読や歌うときにぜひやってみることをお勧めします。

そしてさらに英語を自分のものにするために、PDCAサイクルも意識しましょう。

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の頭文字で、やってみて改善して、またやってみてを繰り返していく方法です。

例えば音読や歌で言うと、音読や歌→録音する→確認してみる→修正→最初に戻るという感じです。

まとめ

英語は反復で、スポーツと一緒ということが分かっていただけましたしょうか?

最初は誰でも下手くそなんです。

私もそうでした。

ただ、たくさん練習していくと上手くなっていきます。

そしてその中から得意なことも見つかってきます。

私は発音が褒められたりすることで、得意なのだなと思いましたが、皆さんの中には文法を理解することが得意だと感じる人もいるかもしれません。

そうしたら得意から伸ばすのも良いと思います。

それを突き詰めていけばプロになることも可能です。

皆さんの英語学習が上手くいくことを願っております!

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