こんにちは、シマユキです。
英語発音マスターの私が、発音を学ぶのに必要なモノを3つご紹介します。
私が発音を勉強し始めた十数年前と違って、発音を勉強するのに最適な環境を、ほぼ無料で揃えることができるので、2025年現在、これがおすすめというものを選びました。
使い方も紹介するので、最後までお付き合いくださいね!
英語発音を学ぶのに必要なモノ
必要なものはたったの3つです。
- 発音が学べる本・教科書など
- 音声が聞ける機器
- 音声を録音できる機器
多分全て揃えるのに5,000円もかからないのではないかなと思います。
英会話教室や、英語塾が月々3,000〜5,000円くらいかかることを考えるとかなりコスパが良いですよね。
それでは詳しく見ていきますね!
発音を勉強するための本、教科書など
発音を勉強するのに一番おすすめなのは、一つ前の記事で紹介した「英語耳」です。
20年間もベストセラーになっており、私も英語学習の一番最初にお世話になりました。
人によるとは思いますが、一日10〜30分程度の練習で発音がとても上手になり、リスニングも3ヶ月程度の練習でできるようになった優れものなんです。
この本の良いところは、一人で練習できるというところ。
英語がさっぱりだった私(当初TOEIC280点)でもできたので、勉強できないという方でも安心して取り組んでいただけると思います。
どうしてもお金をかけたくないという方には、中学や高校の教科書、参考書、もしくは英語のサイトなどを使うのがおすすめです。
私は元高校英語教員ですので、教科書や参考書をたくさん使い、見てきました。
教科書は使いこなせていないだけで、とても良い教材なんですよね。
高校よりも中学の教科書の方が初心者向けですので、発音が載っているものがあればそれを使ってみてください。
また、最近ではサイトもたくさんありますね。
持ち運びも簡単なので、お金をかけたくない、毎日どこでも練習したいという人にはおすすめです。
音声が聞ける機器
次に大切なのが、音声が聞ける機器です。
私が勉強し始めた当時はMP3の機器(iPod)が出始めた頃だったので、CDの音声をパソコンに音声を取り込んで、iPodに同期させて…なんてやってました。
が、今はスマホ一つで完結します。
スマホならスマホにダウンロードできますので、毎日持ち歩くことが可能でいつでも聞けます。
スマホがないという方は、MP3機器が3,000〜5,000円程度で手に入ります。
発音練習に音声は必ず必要です。
なぜなら「学ぶ」というのは「真似る」というところから来ているから。
学習の原点は真似をすることから入るんです。
とことん真似をして、自分のものにできたとき、初めて学習が成功したと言えるんですよね。
本当にお金がなく、どうしようもないという時は、図書館でもパソコンが使えたりすると思いますので、そういった施設で勉強するのも良いですね。(ちょっと発音練習はしづらそうですが)
音声を録音できる機器
続いて音声を録音できる機器です。
これもスマホでOK!
iPhoneならボイスメモがありますし、Androidならレコーダーアプリを入れればできます。
私が発音を勉強したときにはスマホなどはなく、わざわざレコーダーを買うこともなく、使っていませんでしたが、あった方が絶対に早く上達します。
なぜかというと、自分が発音している音を聞くことで、ここが違うな、こうしてみようかなと改善できるから。
自分ではできていると思っていても、実は間違っていて、相手に伝わらない発音だったら意味がないですよね。
発音練習の一番最初はできていないことの方が多いので、少し慣れたくらいに、1週間に一度でも良いので録音してみて聴いてみる、そして直してまた練習する、というのを繰り返すと良いと思います。
ただ、この方法だと自分が合っているのかどうかが分かりづらいですよね。
そんなときにはWebサイトの辞書、発音のアプリ、Google ドキュメントや、マイクロソフトのWordなどでも音声入力、ChatGPTなどを使ってみてください。
最近の音声入力はAIが入っていることも多いため、とても正確に聞き取ってくれます。
音声入力で単語を発音してみて、自分が話した単語が出たら成功です。
私はChatGPTを使って勉強することもあるのですが、自分が学習したいことを事前に伝えて練習することも可能なので、AI家庭教師のようなイメージで使えると、無料で自分にあったレベルの先生になるのでおすすめですね。
録音機器もスマホがない人でも、先ほど紹介したMP3に録音機能もついていますので、ぜひ使ってみてくださいね。
図書館などの公共施設でも、サイト検索したらできますので使ってみてください!(声はやはり出しづらいと思いますが…)
使い方
発音練習に必要な3つのものを紹介しました。
- 発音が学べる本・教科書・サイトなど
- 音声が聞ける機器
- 音声を録音できる機器
では効果的な使い方です。
まず発音が学べる本・教科書・サイトを使って、発音を聞きながら正しく発音しましょう。
正しい発音をするというのは、口をどのように開けるか、舌はどの位置にあるかといった、勉強というよりかは運動するということに近いです。
例えるなら、合唱の練習でお腹に力を入れて喉を広くして歌いましょう!みたいな感覚です。
英語耳では、下の位置、口の広さ、どこを意識して音声を出すかというところまで細かく書いてあるので、見ながら練習してみてください。
教科書やサイトを使っているという方でも、やはりどのように発音するかというのを調べたりしてから練習することをおすすめします。
前回の記事にも書きましたが、日本人が英語の発音ができないのは、腹式呼吸や舌の使い方、顔の筋肉の使い方に慣れていないから。
最初こそ丁寧に、基本に沿って練習することが求められるので、手を抜かず、コツコツと練習しましょう!
英語耳を使っていても、一番最初は時間がとてもかかります。
一日30分程度練習できる方でしたら、1週間程度したら録音する段階に行っても良いかなと思います。
10分程度練習できる方でしたら余裕をみて1ヶ月くらい後に録音してもらうと良いかと思います。
1日のおすすめ学習プランはこんな感じです。
発音・英語の習得はとにかく時間の積み重ねです。
英語学習ひろばさんが、今のスコアからどれくらいの時間で次の英検に合格できるかという目安を出してくれています。
英検3級→準2級 170時間
https://hitononayami.com/eiken-study-time/
準2級→2級 170時間
2級→準1級 340時間
人それぞれで英語の学習の目的が違うと思いますが、私は楽したいタイプで日本語を覚えたように英語を覚えたいと思っていたので、時間は気にせず、できることをコツコツとやっていました。
単語練習や文法練習はしなくても、発音練習、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングをしながら
TOEIC280点、英検4〜3級程度
⇩
TOEIC600点、英検2〜準1級程度
の英語力はつきました。(大学在学4年間なので、のんびりペースです)
やればやるほど必ず成長することは間違いないので、時間を目安にして自分自身のペースで学習してみてください。
練習だけじゃ疲れちゃう人へ
これだけ英語の発音や勉強を推している私ですが、私は英語が話せたらかっこいいな、くらいのミーハーな感じで始めた人です。
なので、発音練習した時も毎日していたわけではなく、できるときにやっていたという感じでした。
飽き性なのもあるのですが、英語耳は簡単バージョンもあるので30分やったり、最初の10分だけ、苦手な部分だけという感じで続けていました。
英語の勉強は楽しめるように、発音練習と並行して自分が好きなDVDを見たり、英語の歌を歌ったりしていました。
ニンテンドーDSで出ていたえいご漬けというゲームも、楽しみながら学習するためにやっていました。
私がそうだったように、英語の勉強が続かないという人は「楽しくない」「辛い」という部分が大きいと思います。
英語が理解できて、話せるようになった今だから言えることは、自分の強みを活かして勉強して欲しいということ。
まとめ
私は映画鑑賞やカラオケが好きだったので音声中心の勉強方法でしたが、ゲームが好きならゲームを使う、読むことが得意なら本を使う、実際に人と話すことが好きなら人と話せるサイトやアプリを使う、などできることはたくさんあります。
英語学習が嫌になってしまう人たちをたくさん見てきたからこそ、英語を嫌いにならず、勉強を続けてほしいなと思っています。
ぜひ発音練習で使える3つのモノと自分自身にあった方法で、勉強してみてくださいね。