こんにちは、シマユキです。
AIがかなり発達してきている昨今、副業もAI関連でできることがかなり溢れてきていますね。
ただ、いざAIを使って副業をしようとしても、何から始めていいかわからない、使い方は分かるけどどうやってお金を稼ぐことができるの?と迷うことって多くないですか?
そんなあなたにぴったりなのが、AIを育てる副業。
なんと時給4,500円も頂けちゃう、かなり良いお仕事なんです。
AI人材マッチングサービス会社 Mercor(メルコア)
その会社は、アメリカのサンフランシスコに本社を置くユニコーン企業のMercor(メルコア)。
ユニコーン企業とは、設立から10年以内、評価額が10億ドル以上、かつ未上場のスタートアップ企業を指します。将来的に急成長する可能性を秘めた、きわめて希少な存在であることから、神話上の生き物である「ユニコーン」に例えられました。
メルコアは、人工知能(AI)を用いた人材マッチングサービスで、3人の21歳の大学中退者らが創業しました。
元々は、インドのエンジニアと米国のスタートアップ企業との人材のマッチングから始めたそうですが、わずか数カ月で年間収益が100万ドル(約1億4300万円)の規模に成長。
創業者の3名は、世の中には良い人材がたくさんいるのにも関わらず、大企業で働いたことがない、あるいは特定の学歴がないという理由で採用のプロセスで排除されている事実を懸念したことがきっかけで会社を立ち上げたそうです。
例えばエンジニアとしてはとても良い腕を持っているのに、それを活かせる会社が見つからないということですね。
一般的に採用のプロセスは、採用の時期になると履歴書を確認し、そこで良いと思った人物に面接やテストをします。
応募者全員と話したい、というのはどの企業も思っていることとは思いますが、大企業になればなるほど人数も増えるため、物理的にそこまで時間を割くことができません。
そのため、先ほども書いたような職歴、学歴に基づいた選抜を行い、そこから面接やテストを時間をかけて行われます。
この方法では、とても優秀である人物が最初の時点でいなくなり、スポットライトを浴びることなく人生が終わっていく可能性がありますよね。
そこでAIを利用し、すべての人が面接を受けた上で、優秀な人たちが実力を示し、その評価を持って希望の会社とマッチングすることができる人材会社のMercorが誕生したそうです。
今までの採用の方法では不可能であったマッチングが誕生したことで、今では様々な分野での人材マッチングが行われています。
実際にMercorで仕事をすることができた!という人は日本であまりおらず、体験談などもないため、ここからは実際に私がMercorのAI面接を受けて、最終試験まで進んだ体験談、対策しておいた方が良いことをまとめてみました。(2025年10月26日現在)
応募プロセスその1 レジュメ(履歴書)の作成
アメリカの企業であるMercorですが、採用の方法もアメリカ式となっています。
日本の履歴書は、学歴や職歴を記入し、志望動機などを書くのが一般的ですが、アメリカの履歴書(レジュメ)は学歴や職歴を入力するのは一緒ですが、志望動機ではなく、自分が今までどんなことを学校や会社で学んできて、達成したことは何かということや、そこで得た技術は何かということを書き出します。
日本では今から頑張ります!という意思表示なのに対し、アメリカでは私はこんな技術を身につけたから、そちらの会社で役に立ちます!といったアピールの履歴書になっていると私は感じました。
話が逸れるのですが、アメリカに住んでいる友達に聞いたところによると、一般的に就活をする際、自分の大学の専攻と違うジャンルの会社に入社することはほぼない(不可能)なんだとか。
実力至上主義というか、そんな感じなんですかね。
日本では入社してから成長していくという感じが当たり前な気がするのですが、アメリカでは最初の採用の時から引き抜きの転職くらいの感覚なのかなと思っています。
といった背景もあるので、ここでのレジュメの作成はとにかく自分が過去にこういう体験、経験を積んできたので〇〇ができます!と自信を持って書き出すことが必要になってきます。
私は、レジュメを書いてきて始めて、私ってこれもできるしあれもできる!と自信を持つことができました。
私も含め日本人って結構自己謙遜しちゃうんですけど、少しでも経験していることなどは自信を持ってアピールしても良いんですよね。
たくさんあればあるほど、魅力的に映るのではないかと思うので、(アメリカでは転職=スキルアップと見られる面もある)たくさん書きました。
応募プロセス2 アカウントを作成し応募フォームに入力する
レジュメが完成したら、Mercorのアカウントを作成し、応募フォームに入力します。
応募フォームでは、完成したレジュメをアップロードしたり、個人情報やここでも学歴、職歴を入力、さらに自分が行なってきた実績(あれば)、働くことができる時間などを入力します。
実績はプロジェクトや出版物、資格、賞などを入力することができます。
今までも書いてきましたが、Mercorは優秀な人物を得ることを目的としているので、学歴はないけど実績はすごくある、ということがここでもアピールできると良いのかなと感じました。
日本では部活など1つを極める!というイメージがありますが、アメリカでは夏はサッカー、冬はボランティアや他のスポーツなど1つに限らずたくさんの経験をしている人が多くいるそうです。
何かを成し遂げる力がある人は、仕事でもできると見なされるんですね。
応募フォームでもアピールできるところはとことんしていくと良いかなと感じました。
応募プロセス3 AI面接
レジュメのアップロード、応募フォームに入力が終わればいよいよ自分が採用されたい分野の面接ができるようになります。
AIが面接を行ってくれるため、いつでもどこでもインターネットが使用できれば行うことができます。
私はレジュメを1時間ほどで作成、応募フォーム入力も済ませていざ面接!と思いましたが、面接はほぼ英語で行われるため、面接の準備をするため1日費やし、想定される面接の質問の回答を作成しました。
いつ面接を始めてもいいというのが初めての経験だったため、いつ面接をしようか悩みましたが、1日練習した後面接に進みました。
面接が始まると、真っ黒い画面、上にはAIが話した内容が字幕で出てきました。(チャットGPTの音声のやり取りのような画面でした。)
面接では様々なことが聞かれましたが、私が感じたことは、自分でPRしたいことはどんどん言っていかないとダメだということ。
チャットGPTもそうですが、発言に対して復唱(〇〇と感じているんですね!、のような)してくれて、その話の中で気になるところを掘り下げていく、若干圧迫面接みたいな感じでした。
なので、話していく内容がコアな話になっていって、結局自分の言いたいことが言えなくなるなというのが最初にAI面接を受けた感想でした。
ちなみに私は、自分の地元が田舎なので、田舎の話をとにかくたくさんした覚えがあります 笑
ここら辺はやはりAIだなと感じました。
しかし、話し方もナチュラルで、自分が言ったことをきちんとまとめてくれているなと感じることができたので、技術も相当あるのだなとも思いました。
そしてさらにすごいのは、面接されている時の質問は全て英語だったのですが、日本語で2〜3個質問に答えることもありました。
日本語で答えても、返答の中に〇〇とお考えなのですね!といった返答をしてくれていたので、どんな言語でも対応できててすごいなぁとただただ感心するばかりでした。
日本語だけでなく、他の言語でもきっとそうなのでしょうね。
AI面接が終わると、あとは採用、不採用のメールを待つだけです。
私は一つ目に応募した仕事は1週間程度で不採用のメールが届きました。
他のサイトを見ていると、サイレントお祈りという、不採用のメールさえもこないということもあるとのことだったので、逆に連絡が来たことに驚きました。(ちゃんと見られているんだな〜という感じで)
採用プロセス4 追加の面接、情報入力
最初の仕事の応募の後、自分のジャンルである教育の分野での仕事の情報があったため、そちらも応募して面接を行っていました。
お断りメールが来た後もまめにMercorのサイトにアクセスし、何か動きがないかなと見ていました。
ある日、連絡は来ていなかったのですが、自分が応募した応募フォームが変化していることに気づきました。
全てのタスクが終了すると100%となるのですが、83%になっていたんです。
よく見てみると、仕事の追加情報の入力フォームができていました。(いつから働けて、何時間できるか等)
いつからそのフォームができていたのか分かりませんが、何の連絡も来ていなかったため、まめに見ていなかったら見逃すところでした。
即入力すると、次の日に追加の面接が入っていました。
追加の面接は英語力の面接でした。
ここは憶測なのですが、私の学歴や職歴、スキルなどは魅力的だが、英語力が足りないので、最後に判断しようということなのだと思いました。
追加の面接は、気づいた次の日に行いました。
英語から日本語に翻訳したり、自己紹介を英語でも日本語でも行いました。
追加面接が終わって1週間ほど立ちますが、まだ採用・不採用の通知は来ていませんが、動きがあり次第今後追記したいと思います。
仕事の説明欄では4週間ほど採用にかかるとなっていましたが、本当に4週間くらいかかっています 笑
ただ、今回の追加のタスクがあるということはどこにも明記されていなかったため、まめにサイトを確認しておいて良かったなぁと思ってます。(もしかしたら見ていなくて落ちた人もいるのではないでしょうか…さすがアメリカ)
まとめ
今回、AI面接、英語でのレジュメの作成など初めての経験をたくさんさせてもらいました。
AI面接では人が判断するのではなくAIが判定してくれるので、多少話すことが苦手でも、自分はこれができます!ということがアピールできれば採用されることが可能なのではないかと思いました。
どうしても人に面接してもらうと、緊張してうまく話せなかったり、そのうまく話せない姿を見られて落とされたりということがあったりします。
私はずば抜けて優秀ということはありませんが、コツコツと様々な経験をしてきて、それらを今の人生に活かすことができているので、今回の経験もさらに私の成長に繋がったと感じています。
Mercorでは日本人向けの採用はほぼなくなってしまっていますが、これから先は日本でもAIを使った面接が増えてくるのではないかと思います。
この記事が役に立ってくれればありがたいと思います。