こんにちは、シマユキです。
みなさんは英語の勉強を始める時、何が一番大切だと思いますか?
文法?単語力?
たくさんを英語の本を読む?
私は「発音」を最初に学ぶことが一番大切だと考えています。
理由は本文で説明しますが、発音を学ぶことはメリットばかりで、デメリットが一つもないんですよね。
私はもともと勉強が得意ではなく、中学で英語の学習につまづきました。
勉強ができない私にとっては、単語を覚える、文法を理解することは苦痛以外の何者でもありませんでした。
それでもTOEIC280点から810点達成、英検準1級、高校の英語教員であった私が何をして英語力を伸ばしたのか。
この記事を読めば、
- これから英語を勉強したい人
- 学校の英語の勉強につまずいた人
- 英語の勉強で伸び悩んでいる人
- 勉強ができないと思っている人
- 簡単に英語を習得したい人
がメキメキと英語力を伸ばしていく土台を作れます。
英語は最初に発音を学べ!
英語を勉強したい、英語力を伸ばしたいと思った時に、本やサイトを検索するとまずは単語、文法を勉強をしましょうと出てきませんか?
一番最初にも書きましたが、私は中学の英語の学習につまずき、中学で5教科200点台を取ってしまうほどだったので、高校は普通科へ行くことができませんでした。
それくらい頭が悪かったです。
そんな私にとって、単語や文法を学ぶということはできないに等しいことでした。(ただ忍耐力がないだけなのと、楽したいだけなのもあります 笑)
理解もできないし、だから定着もしないんですよね。
ありがたいことに高校で私は、全国大会に出たり、卒業後は実業団でプレーしていたこともあり、大学に推薦で入学することができました。
英語力がないまま英語を学ぶ学科に入った私は、これまでの英語教育と同じ方法で習得できなかったのだから、何か画期的な方法で勉強しなければいけないと思いました。
すでに10年以上になりますが、私は本屋で英語の勉強の方法が書いてある本を読み漁り、そしてたどり着いたんです。
英語は、赤ちゃんが話をするように覚えていけば良いということに。
日本人の赤ちゃんは日本語を、英語を喋る人の赤ちゃんは英語を、スペイン語を喋る人の赤ちゃんはスペイン語を話せるようになります。
これはなぜか。
たくさんその言語を聞いているから。そして、単語を真似して発音し始めるから。
ただし、赤ちゃんと同じ方法で行くには大人にはちょっと厳しい。
四六時中、お父さんやお母さんが話している英語(勉強するなら動画など)を真剣に聞く時間、そして真似する時間が、みなさんにはあるでしょうか?
実は、英語をたくさん聞くのではなく発音を学ぶことで、赤ちゃんが英語を話せるようになるのと同じ手順で英語を効率よく学ぶことができるんです。
英語の発音を最初に学ぼう!
みなさんは、なぜ日本人が英語を上手く聞き取れないか知っていますか?
実は日本語には母音が5個しかないのに、英語には16個もの母音があるからなんです。
さらに、日本語はすべて母音と繋げて発音しますが、英語は子音のみでの発音もあります。
そして、私たち人間の脳は、発音できない音は認識できない、もしくは脳内で似た音に変換されてしまうという特性があります。
空耳でこんな風に聞こえてくる!っていうのはこの現象からきているんですよね。
こんな感じ。
この動画では文章ですが、例えば英語の単語で「Bat」(コウモリ)と発音された場合、日本語しか知らなければ、あいうえおのどれか近い音に脳内で勝手に変更されてしまいます。
だから、but(でも)なのか、bat(コウモリ)なのか、単語だけで言われてしまうとどちらか分からないんですよね。
私も大学で学び始めた時に、Sea(海)とShe(彼女は)の発音ができていなくて、教授に指摘されました。
指摘されたけど、違いが全然わからなかったです。
しかし発音ができれば、聞き取れる音の幅が広がり、自然と聞き取りができるようになります。
私が発音を勉強するにあたって使った本は
「英語耳」です。
本当に何も分からないゼロから勉強を始めたのですが、初心者でもとてもわかりやすくイラストで描かれており、日本人には難しい発音の練習から順にやるので、つまづくことなくできました。
ちなみに英語の発音は日本人には難しいです。
なぜかというと、英語は腹式呼吸で日本語と発声の方法が違うから。
さらに舌の筋力も鍛える必要があります。
この本を使い、毎日10〜30分程度の発音練習を続けたところ、腹式呼吸での発声や舌の筋力がついてきたようで、全く聞き取れなかった英語が3ヶ月で徐々に聞き取れるようになってきました。
Cotton(綿)の発音が、TOEICのリスニングテストで流れてきて、聞き取れた時の感動はハンパなかったです(笑)
私が勉強を始めた時は10年以上前ですので、今はもっと良い教材などが手に入るかと思いますが、私にとってこの本は英語学習の原点ですし、20年以上もベストセラーとなっている名作です。
私は勉強嫌い、できれば努力もしたくないタイプなので、なるべく努力せずリスニング力を上げたいという人には特に試してもらいたいです。
ちなみに発音を最初に勉強したことで、ネイティブにどうやって発音勉強したの?(TOEFL面接の方やALTなど)海外に住んでいたの?と聞かれるほど、発音は上手にできている方だと思っています。(ちなみに私は留学はしておらず、日本のみで勉強しました!)
発音とイメージで英語脳を作る
発音ができるとリスニングができるようになる、なぜなら、自分が発音できる音は聞き取ることができるから。
これで英語学習は完璧だ!と思いますよね。
でもこれだけじゃまだ足りないんです。
発音の練習と同時にやること、それは
「イメージと英語をつなぐ」こと。
まずこれを聞いてみてください。
「Apple」と発音したのですが、きっとカタカナで「エポー」とか、「アポー」、英語で「Apple」と浮かんだ方もいるかもしれません。
しかし、りんごそのもののイメージが浮かんだ人は少ないのではないでしょうか。
次にこれを聞いてみてください。
「りんご」という文字が頭に浮かぶのではなく、りんごそのものやりんごを食べている人といったイメージが浮かびませんか?
日本語でイメージが浮かんだ状態を、英語の単語が聞こえたときにもできるようにすることで英語脳を作ることができます。
英語脳になってしまえば、日本語と同じように英語を英語のまま理解することが可能になります。
ここまできたら、赤ちゃんレベル、そう、英語学習の土台が完成します!
発音を学ぶことがメリットしかない理由とは?
発音を学ぶことがメリットしかない理由は以下の通りです。
- 発音ができるとリスニングができる
- イメージと単語が繋がる
- 発音記号が読めるようになるので、聞かなくても見れば発音できる
- 単語や文法を覚えるくらいの難しさがない
- 発音が上手だと言われる
- 日本語にはない発音を学ぶことで、聞き取れる音が増える(他の言語もかなり聞き取れるようになる)
- 聞き取った単語からスペルが予想できる
私は発音を学んだおかげで、英語の勉強を比較的楽に進めることができました。
リスニングは、リーディングよりも簡単な単語や文章が使われることが多いので、英語学習に大切な精読などでスクリプト(原稿)を使うなど、初心者に本当におすすめです。
さらに、発音できる音が増えたことで、聴き取りに関してだけですが、他の言語の発音も聞き取れるようになりました。
英語耳は、発音記号も一緒に学ぶので、発音記号も読めるようになりました。
今では音声は動画やAIなどから、どこでもすぐに手に入りますが、10年前にはなかったので発音記号が読めることはとても役に立ちました。
上にもまとめましたが、発音を学んでデメリットになるなんてことは何もなく、メリットだらけでした。
私は単語や文法を覚えるのが苦手だったので、大学時代は単語帳を買ったことも、文法書を買ったこともありませんでしたが、TOEIC280点から600点まで伸ばすことができました。
まとめ
私のように英語学習を始めたいけど、何をしたら良いか分からない、勉強ができる方ではないから簡単な方法で勉強したいという人にはぜひ、発音から勉強していただきたいと思います。
これからもみなさんのお役に立てるような英語学習情報を更新していきますので、チェックしてみてくださいね!