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「嫌われる勇気」、100万部突破!なぜ大ヒットしたのか?

 

私が嫌われる勇気を読んだのは、
もうかれこれ3年前くらいだったと思います。

今は幸せになる勇気も発売されていますね!

 

読んだ当初は、自分の今までの観念がひっくり返されて、
今まで見ていた世界が違う世界のように感じました。

もともと自己啓発本が好きだったのですが、
本の著者、アルフレッド・アドラーが、
何十年も前に、この内容を提唱していたと思うと、
本当に素晴らしいなと思います。

では、本の著者、アルフレッド・アドラーについてや、
本の内容について、お話ししていきます!

 

 

アルフレッド・アドラーって誰?

 

プロフィール

生誕   1870年2月7日-1937年5月28日(満67歳没)
出身地  オーストリア
職業   精神科医・心理学者

アルフレッド・アドラーは、
ジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユングと並んで
現代のパーソナリティー理論や心理療法を確立した一人。

Wikipediaより

 

私は、教員免許を持っていますので、
教育理論の授業では、フロイトの名前を聞いたことがありました。

上記にありますが、フロイト、ユングはとても有名な心理学者です。
が、アドラーは今でこそ名を知られるようになりましたが、
なぜ今まで知らない人が多かったのでしょう?

それは、諸説ありますが、
フロイト、ユングは弟子がおり、
弟子たちにより後世までその理論が受け継がれていった。
対するアドラーにも弟子はいましたが、
あまり後世に残していくことにアドラーは熱心ではなかった
ということです。

アドラーは、フロイトと共に研究をしていたこともありましたが、
心理学の方向性の違いから決別することになります。

では、アドラーはどのような理論を展開していたのでしょうか?

 

アドラー心理学とは?

 

フロイトは、人間は過去の出来事が今現在の生活に影響を与えていると
説いています。
対するアドラーは、未来に目を向けることが、
その人の生活に影響を与えていると説いたのです。

例えば、
「子供のころにいじめられたから、社会でやっていけない。」
と考えるのが、フロイトの原因論であるのに対し、
アドラー心理学では
「社会に出て、他者と関係を築きたくないから、
子供のころにいじめられた記憶を持ち出す。」
という目的論で説いている。

つまり、人は過去の原因によって突き動かされるのではなく、
今の目的に沿って生きているということです。

ですので、アドラーはトラウマを否定しています。
生き方はいつでも選択可能で、
人は変われないのではなく、
変わらないという選択をしているだけだというのです。

アドラーは、すべての悩みは対人関係にあると説いています。

嫌われたくないと思うあまり、
やりたくもない事をしなくてはならない、
と思っている人が多くいるかと思いますが、
そうではなく、
自分でその環境にいることを選択したんだということを
アドラーは言っているのですね。

日本人は周りと合わせることで調和を保ってきた民族ですので、
このアドラーの「嫌われる勇気」はすごく衝撃的で、
このことが大ヒットにつながったと思っています。

みなさんも、ぜひ1度読んでみてください。

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